「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「宿っ。
 とってますよっ。

 二部屋もっ」

 なんなんですかっ。
 私と旅行ではつまらないとかっ? と言ったが、また、

「そうじゃない」
と言う。

 扇子でぱたぱた顔を扇ぎながら、
「血迷っただけだ、忘れてくれ」
と言う。

「……なにをどう血迷ったんですか」

「どうせ、家に帰ってもお前、いるしな」

「いちゃいけませんかっ?
 帰りましょうかっ?」

 環奈のところより港に近いので、明日は滝本のところに戻る予定になっていた。
 




< 133 / 328 >

この作品をシェア

pagetop