「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「何故、新浜さん……」
と言いかけ、環奈は気づく。

「でも、そういえば、新浜さんってなんかこう、儚げだし。
 内気な恥ずかしがり屋だし――」

「いや、お前にはかなり、押せ押せじゃないか?」

「料理上手いし。
 実は、私より女子力高くないですかっ?」

「料理上手で女子力が測れると言うのも、今どきどうかと思うが。

 まあ、それで行くのなら、女子力ランキングは、

 一位、新浜さん、
 二位、俺」

 ――二位、俺っ?

「三位、西山さん。
 酒作れるから。

 四位、お前か」

「待ってください。
 女子力ランキング、ほとんど男な上に、私はいてもいなくてもいい最下位ですか?」
と言いかけ、あっ、と環奈は声を上げる。

「実は聖一さん、料理上手いです。
 おばあちゃんちで、パスタとか作ってもらったことあるんですけど。

 小技が効いててなかなかですっ」

  
 


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