「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
 


「それが意外と美味しかったんですよ。
 そのハンバーグ。

 なので、お土産にデザートに出たアップルパイを買ってきました」

 滝本の家に戻った環奈がそう言うと、

「……ハンバーグじゃなくてか」
と滝本に言われる。

 いや、ハンバーグのお持ち帰りもありましたけどね。

 最後に食べたアップルパイが印象に残ったんですよ、ええ、と環奈は思う。

「一緒に食べましょう。
 あっためたら美味しいらしいですよ」

「お前、食べてきたんじゃないのか」

 もう一回食べたい美味しさだったんですよ、と思いながら、環奈はアップルパイをふたつ、レンジでチンする。

 ワインをあけて食べることにした。

 



< 156 / 328 >

この作品をシェア

pagetop