「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「僕と結婚してくれるんじゃなかったの?」

「えっ?
 えーと。
 新浜さん、モテモテなので、別に私なんていいじゃないですか」

 だが、新浜はまっすぐ環奈を見つめて言う。

「でも、僕、君以外の子は駄目だから」

「え」

「君には女性らしさを感じない」

「……そんな人と結婚していいんですかね?」
と環奈が言って、みんなが笑い、自分も笑っていたが。

 新浜さん、すごいな、とも思っていた。

 そして、それと同時に、

 そうか。
 まだ割り込んでいもいいんだ―― と思ってしまう。

 


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