「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
 


「……お前が、『あ』と『き』がつく奴に夢中になるのなら。
 この世の『あ』と『き』がつく奴を抹殺しよう」

 ほとんどの人が死ぬのでは?

 あと、あなたも死ぬのでは?

 そう思いながら、環奈は滝本と豆腐で一杯やった。

 滝本はこちらを見つめ、
「告白めいたことを言ったあと、二人でいると緊張するな」
と言い出す。

 なにも緊張してそうにないんですけど。

「あと、身の危険を感じる」

 こっちがです。

「よし、家を出るか」
と滝本は立ち上がった。

 あなたもですか!?
 この家はあなたの家なので、私が出ていけばいいんですよっ?

「飲んだら、小腹が空いた。
 牛丼でも食べに行くか」

 それは、単に牛丼が食べたくなったのでは……と思いながら、環奈は滝本について行った。
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