「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「じゃあ、環奈ちゃんたちは、普段呑み会とかで、なにやってるの?」

「……私は黙々と食べてるだけなんで。

 ああ、ゲームと言えば、この間親戚の子どもたちがやってましたよ。
 マジカルバ◯ナやってましたね」

「えっ?
 マジ◯ルバナナ、今も流行ってるのっ?」

「はあ、小学生たちが楽しげにやってました。
『郵便局と言ったら強盗っ』
『強盗と言ったら、銀行っ』とか。
『社会と言ったら、汚いっ』とか」

 子どもたちよ……という顔をおじさんたちはする。

「ああそういえば、動物しりとりとか、内容限定するやつ、やってましたね」
「それいいねえ」

「やりますか?
 動物しりとり」

「いいね、やろうか」
と何故か新浜が出てくる。

 ……どうしたんですか。
 知らないお客さんもいますよ。

 しりとり好きなんですか?

 いや、ゲーム好きなのかな? と環奈は思う。

「じゃあ、動物しりとり」
と環奈が言うと、いえーっ! とおじさんたちが盛り上がる。

「中谷さんからっ」

「じゃあ、りすっ」
と言った中谷さんにおじさんたちがつづく。

「すずめっ」
「めだかっ」
「カメッ」

 みんなが西山を見た。

「俺もかっ?
 メ、メカゴシラッ」

 すでに生き物でない……。
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