「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「火星人」
「土星人」

「イモムシ」
と環奈は言って、

「そこは金星人だろうがっ」
と滝本に怒られる。

「人魚」
「キリン」

 終わったーっ、とみんな爽やかに乾杯し合った。

 だから、しりとりじゃないんですけど、
と環奈は苦笑いしたが、まあ、みんな一息つきたいところだったのだろう。

 環奈も近くにいた知らない男性と乾杯し、振り返って、滝本と乾杯する。

「……なんで俺が後だ」

 あっち側向いてたからですよ。
 課長が出口付近にいるのが悪いんじゃないですか、と思う環奈の前で、新浜が、
「芋むきすぎたね」
と言っている。

「そうだな。
 店主として、遊んでばかりじゃいけないと思って、つい」
と西山が言う。

 なにかのビジョンがあってむいていたのではなかったのですか……。

 じゃあ、とみんながじゃがいもの入った料理を頼み、おじさんたちは気に入ったのか、また後ろで続けていた。

「鬼」
「ペガサス」
「カッパ」

 なんかファンタジーだな、と思ったが、ジャンルは生き物のままらしい。
< 267 / 328 >

この作品をシェア

pagetop