「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
「あれっ?
環奈、なにそれ」
と聖一の横を陣取っていた麻沙子がカウンターに置いていた青いノートを見て言う。
「ああこれ、中がホワイトボードになってるんです。
日記とか書いてます」
「へえ、それに滝本くんとの愛の記録が」
と中谷が笑い、悦子が、
「消えるじゃん」
と言う。
環奈は胸に手をやり言った。
「思い出は胸の中にですよ」
「ちょっといい感じに言うんじゃない……」
と言う滝本の後ろの窓の向こう。
塀の上を歩いていくチャトラの猫が月明かりに照らし出されている。
足を止め、こちらを見て、にゃ~んと鳴いた。
完
環奈、なにそれ」
と聖一の横を陣取っていた麻沙子がカウンターに置いていた青いノートを見て言う。
「ああこれ、中がホワイトボードになってるんです。
日記とか書いてます」
「へえ、それに滝本くんとの愛の記録が」
と中谷が笑い、悦子が、
「消えるじゃん」
と言う。
環奈は胸に手をやり言った。
「思い出は胸の中にですよ」
「ちょっといい感じに言うんじゃない……」
と言う滝本の後ろの窓の向こう。
塀の上を歩いていくチャトラの猫が月明かりに照らし出されている。
足を止め、こちらを見て、にゃ~んと鳴いた。
完