「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」
 あの~、そもそも、『あきづき』さんってこの世にいっぱいいると思うんですが。

 何故、このお三方に絞られているのでしょう――、
と環奈は思う。

「新浜さん、私となら口がきけるからっておっしゃってましたけど。
 最近、悦子さんや麻沙子さんとも話せるじゃないですか」

「少しならね。
 っていうか、あの成田さんて人は最初だけ優しそうで。

 富田さんて人は、すぐに目移りしそうだから、ちょっと」

「……的確すぎるっ」
と滝本が驚いた。

「新浜さんが恋愛しないのは、女性を見る目がありすぎるからではっ。
 ……でも、花……

 環奈もあまりお薦め商品ではないですよ」

 俺には合ってますけどね、という滝本に、新浜が、
「僕にも合ってると思うよ。
 僕、環奈さんの胃袋つかんでるし」
と言い出す。

「確かにっ」
と環奈もそこは認めてしまった。
 


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