響け!非日常のブリランテ
マーガレットも同じように息を吸い、「本当!」と笑う。レオンハルトは笑いかけた。

「都会は人も馬車も多いからね」

駅の外に出ると大勢の人がいた。どうやら、レオンハルトたち以外の遊園地に招待された人たちのようだ。

「すごい人ですね!」

カナタがキョロキョロと辺りを見回す。普段はのどかな場所であるはずの駅は賑わっていた。

「遊園地という場所は、それほどすごいところなんだろうね」

レオンハルトがそう言った時だった。ゴウッと大きな音が空から響いた。空を見上げた人々は、「わぁ……!」と声を上げる。

空から現れたのは蒸気機関車だった。巨大な機関車は空を自由自在に飛び、駅前に着地する。機関車の中から三十代ほどのカラフルな衣装を着た男性が姿を見せた。

「皆さん、初めまして。本日は遊園地「オレンジランド」の視察へようこそお越しくださいました。私は創設者のエリアス・ミュラーと申します。皆さんを「オレンジランド」へご案内致します!」
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