響け!非日常のブリランテ
エリアスは被っていたこれまた派手な帽子を取り、貴族のようなお辞儀をする。拍手が沸き起こった。レオンハルトたちも拍手を送る。

「皆さん、どうぞ機関車にお乗りください」

エリアスがそう言い、ドアが開いた機関車に駅に集まっていた人々が乗り始める。探偵社員の中ではアントーニョが真っ先に「よっしゃあ!」と言いながら乗り込んだ。その後ろをオルハンが「まるで子どもだねぇ」と言いながら続く。

「お二人とも、今日くらいは喧嘩しないでくださいよ?」

カナタは心配そうにオルハンに話しかけながら機関車に乗り込んだ。マーガレットがその後に続こうとしたのだが、エリアスに「アンバー様ですね?少々よろしいですか?」と呼び止められた。そのため、レオンハルトとリズは先に機関車に乗ることとなった。

「リズ、手を」

レオンハルトが手を差し出す。リズは少し戸惑った様子を見せたが、自身の手をレオンハルトの手に重ねた。リズの手はレオンハルトの手よりもずっと小さい。
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