【だめなのに、危ない君に。】₁

𝔼𝕡𝕚𝕤𝕠𝕕𝕖 𝕆𝕟𝕖*ℙ𝕠𝕚𝕟𝕤𝕖𝕥𝕥𝕚𝕒

チリリリリリ。チリリリリリ。

カーテンの隙間から朝日が差し込み、目覚まし時計の音が一室に鳴り響く。

「ふぁ……」

百合園月(ゆりぞの るな)。今日から麗桜(れいおう)学園高校1年生。

……なんですが。

「へっ、もう6時半!?やばい、電車乗れない!!!」

初っ端遅刻しそうです……。

「あ、お母さん……作ってくれたんだ」

看護師で夜勤だったお母さん。

夜中に帰ってきて疲れてるはずなのに、机の上には温かい食事が。

「いただきますっ」

ってゆっくりしている暇はない!

私の乗る電車は7:20発だ。

駅までは徒歩で8分くらい。つまり7:10くらいには家を出ないとやばい!

朝ごはんを大急ぎで食べて準備を終わらせると、家のチャイムが鳴る。

「はーい!」

ふぅ……間に合った……。
< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop