年下課長の溺愛が私をほどいていく ~ジーンズの私を彼は一番欲しがった~

第1章 仕事の顔と、休日の顔

朝、会社に出勤すると皆の視線が、私に降り注ぐ。

「おはよう。」

「おはようございます、木村課長。」

席にカバンを置くと、朝陽が窓から私に降り注いだ。

「綺麗ね、木村課長。」

「40歳で、あの美貌でしょう?憧れるよね。」

その言葉を聞いて、私は満足しながら椅子に座る。

若い女性にとって、”かわいい”が正義なら、歳を重ねた女性は”綺麗”が正義だ。

「課長、今日の会議の資料です。」

「ありがとう。」

書類を渡してきた女性は、私の笑顔を見ると嬉しそうに去って行った。

年齢を重ねても。

ううん、年齢を重ねた今だからこそ、綺麗な上司でいたい。

女は歳を重ねても、心の持ちようで綺麗でいられることを、私が証明するのだ。

「でも、まだ独身なのよね。」

私は目をぱちくりさせた。

「ちょっと、聞こえるわよ。」

「やだ、どうしよう。」

女の子達が逃げるように、席に戻って行く。
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