身代わり花嫁は無愛想なエリート外科医(超甘党)からの極甘溺愛を刻まれる
 あっと言う間に食事を平らげた後はいよいよ私がパンケーキを作る出番となる。なんとか焦がさずに焼く事が出来たパンケーキは米粉を使ったもので食感はとにかくもっちもち。付け合わせのバニラアイスとの相性も抜群である。

「ん、うまい!」

 佑太さんは何もトッピングしていないものとバニラアイスをトッピングしたもの、そして山盛りのホイップクリームとはちみつを乗せた3種類のパンケーキ。京子さんと私の分はその前者2つ。とにかく大量のパンケーキを焼きまくったのでちょっと疲れてしまったが、甘さがそれらを全て吹き飛ばしてくれた。

「佑太さん美味しい?」
「ん。バニラアイスの冷たさがパンケーキの熱さと合わさって丁度良い温度になっている。それにアイスの中に含まれているミルクが強くて甘みがとっても染みわたってる。パンケーキの元にいれたのって確か無調整豆乳と卵だけだよな? うん。まろやかさが引き出ていてとても合う。ホイップクリームは甘さ控えめのやつにしておいて本当に良かった。くどくない。あとは……」

 この饒舌っぷりからして本当においしいのが伝わって来る。伝わりすぎて少々ひいちゃうけど。

「あっはっは! ほんと、佑太ってスイーツの事になると早口になるんだから……!」
「前からあんな感じだったんですか?」
「中学生くらいからだったと思うわ。好きなのがほんっとうに伝わって来るから見ていて楽しいのよね」
< 46 / 91 >

この作品をシェア

pagetop