身代わり花嫁は無愛想なエリート外科医(超甘党)からの極甘溺愛を刻まれる
 保存がききそうなお菓子と言えばクッキーだけど、ちょうど父さんが作ったものがあるからそれ以外にしよう。
 姉さんが来る前はココアパウダーでガトーショコラでも作ろうと思っていたけど、もっと持ちが良いものがよさそうか。

「何がいいかなあ……」

 再び冷蔵庫や佑太さんがお菓子をストックしている棚を開けて何があるか確認する。

「あ、そうだ。チョコレートのマフィン作ってみようかな」

 マフィンなら冷めてしまっても後でレンジで温め直せばよい。板チョコもバターも材料はしっかりある。
 まずはバターと板チョコを揺戦で溶かさないと。ダマにならないように丁寧に溶かし終えた後は、ボールに卵と砂糖、牛乳にホットケーキミックスとココアパウダーを入れてよくかき混ぜる。

「ん。で、さっき溶かしたチョコとバターを入れてっと……いい感じかな?」

 しっかりとかきまぜた後は、マフィンカップに入れる必要がある。入れる前にオーブンの予熱もしておこう。

「あ、これ使えそうかな? ちょっと大きいけど、その方が満足感出て良いかもね」

 お皿の上にピンクや橙色をした可愛らしいカップを並べて、そこへ生地を流し込んでいく。

「こぼさないように……」

 ちゃんと綺麗に入れ終えられた。ふうっと安心してしまうが、ここからが本番だ。まだ気は抜けない。
 予熱しておいた最新式のオーブンに生地を入れて焼いていく。

「うまく焼けますように!」

 
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