身代わり花嫁は無愛想なエリート外科医(超甘党)からの極甘溺愛を刻まれる
「おいしいっ! 合うんだねえ、知らなかった」
「だろ? 自分で生み出したアレンジなんだ」

 こうして美味しいご飯を作れる辺り、佑太さんは料理の腕は相当高そうだ。

「佑太さん、今度一緒に料理する?」
「今度とは言わず今日でもいいぞ。今日は元々休みだから」
「あっそうだったんだ……」
「なんならマフィンのおかわりも食べたいし、君とケーキを作るのもいいな」

 にこやかに笑う彼の顔は、本当に好きなものを考えているような純粋なものだった。この人と一緒にいるとこんなにも楽しいなんて。

「どうした?」
「あっいや……なんでもない。食べよ食べよ」

 絆されたら、もう後戻りできない所まで行っちゃいそうで怖くなった。

◇ ◇ ◇

 休日という訳で朝食後は佑太さんとお家でゆっくりくつろぐ事に決めた。なんとなくテレビをつけると、午前のバラエティ番組が映し出される。
 
「へえ、若手外科医特集かあ」

 ん? 一瞬だけ見慣れた姿があったような。

「ああこれこないだ取材に来ていたやつか」
「えっ?! 取材?!」
 
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