身代わり花嫁は無愛想なエリート外科医(超甘党)からの極甘溺愛を刻まれる
「父さんも詩織が充実しているのはすごく伝わってきてるって言ってたな」
「そうなんだ」
「シュクレは詩織に継いでほしいってはっきり言ってたからね」

 そう聞くと俄然やる気が出てきた。
 姉さんを玄関まで送り届け、りりかと翠家から派遣されたベビーシッターの3人で過ごしていると日が傾いてきたので夕食造りに取り掛かる。ベビーシッターさんは3人いて日替わりでこっちにやって来るんだけど、京子さんと同年代だからか本当に経験豊富で助かってばかりだ。
 当然ながら夕食にデザートは欠かせない。今日の佑太さんは朝からずっと手術日だったから、姉さんがお裾分けにもってきたシュクレのショコラケーキと手作りのシュークリームをデザートに出そう。これで甘さも癒しもしっかりチャージできるはずだ。
 
「ただいま」

 佑太さんが帰って来た。黒ずくめの服装なのは変わらない。

「おかえり。お腹空いた?」
「ははっそうだな。早く甘いものが食べたい」
「今日はショコラケーキとシュークリームあるよ」
「本当か?!」
 
 スイーツへの食いつきは本当に変わらない。そんな彼が愛おしすぎてこれからもずっと一緒にいたいと思ってしまうのだった。

「佑太さんほんと甘いもの大好きだね」

 甘いものは私も好き。甘い愛情ならなおよしだ。
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