極甘CEOと交際0日の仮初結婚 ~一途な彼の、初恋妻になりました~
*3章* 交際0日の不穏
清々しく晴れた日曜日だった。朝食の支度をしたけれど、千秋くんは起きてくる様子がなかった。このところ忙しくしているみたいだから、疲れているのかもしれないと思った。それならゆっくり寝かせておこうと思ったけれど、12時を過ぎたところで少し心配になった。
逡巡ののち、千秋くんの部屋に行ってみる。トントントン、と控えめにノックをする。返事はなかった。少し迷って、ゆっくりとドアをあける。
「千秋くん……?」
そっと、一歩だけ入室した。カーテン越しの薄い光だけだから、部屋全体が仄暗い。
きちんと整頓された部屋だった。リビングダイニングと同様に、ナチュラルモダンな雰囲気なのに洗練された高級感がある。壁に接して配置されているクイーンサイズのベッドまで、おずおずと近寄った。すると、ちゃんと寝息が聞こえてきた。
――よかった。
千秋くんの寝顔を見て、安心した。同時に、可愛いなと思ってしまった。
すぐに、今のは良くないと頭を切り替える。寝顔なんて、そのひとのごくプライベートな部分なんだから、今のはまったく良くない。
そろそろと足音を忍ばせて、部屋を出ようとした。すると、
「……さやかさん……?」
眠たげで、やや舌足らずな声が私を呼んだ。驚いて肩を跳ねさせたところで、
「わっ……!?」
腕を捕まえられた。そのまま引っ張られて、背中から後ろ向きに倒れ込む。
倒れ込んだ先は千秋くんの腕の中だった。彼の体温や息遣いを間近で感じてうろたえていると、あれよあれよという間にマットレスへ組み敷かれた。
逡巡ののち、千秋くんの部屋に行ってみる。トントントン、と控えめにノックをする。返事はなかった。少し迷って、ゆっくりとドアをあける。
「千秋くん……?」
そっと、一歩だけ入室した。カーテン越しの薄い光だけだから、部屋全体が仄暗い。
きちんと整頓された部屋だった。リビングダイニングと同様に、ナチュラルモダンな雰囲気なのに洗練された高級感がある。壁に接して配置されているクイーンサイズのベッドまで、おずおずと近寄った。すると、ちゃんと寝息が聞こえてきた。
――よかった。
千秋くんの寝顔を見て、安心した。同時に、可愛いなと思ってしまった。
すぐに、今のは良くないと頭を切り替える。寝顔なんて、そのひとのごくプライベートな部分なんだから、今のはまったく良くない。
そろそろと足音を忍ばせて、部屋を出ようとした。すると、
「……さやかさん……?」
眠たげで、やや舌足らずな声が私を呼んだ。驚いて肩を跳ねさせたところで、
「わっ……!?」
腕を捕まえられた。そのまま引っ張られて、背中から後ろ向きに倒れ込む。
倒れ込んだ先は千秋くんの腕の中だった。彼の体温や息遣いを間近で感じてうろたえていると、あれよあれよという間にマットレスへ組み敷かれた。