ながされて、絆されて、ふりむいて
「花鈴、二日酔いしないためのドリンクとか薬とか、飲んでないよね」
「……うん」
「ほんと、弱いのに」
藍色に染まる空間で、絡む。確信を持ち合わせながらわたしに確認するから、素直に頷くしかなかった。
呆れたように溜息を小さく吐き出しながらも、優しさにあふれた凪はわたしをあやすように頭を撫でた。
「後飲みでいいから飲んどいて。冷蔵庫の、牛乳の隣に俺の買い溜め入ってるから。アルコール弱いのにあんまり飲まないで」
──さっきから。もう、すべて。
名波さんに何も隠す気はないみたい。
心配?優しさ?……それとも、牽制?