目薬。
受験勉強に精を出し過ぎたのか、目が疲れた。
そこで私は裏通りの薬局に出向き、「よく見えるようになる」と評判の目薬を買った。
でも効き目がイマイチだった。
薬局に文句を言いに行くと「申し訳ございません。お詫びと言ってはなんですが特別に」……と、「刺激的!効き目エクストラ・クール!!」という謳い文句の目薬をかわりに渡された。

私は一刻も早く試したくて店を出るやいなや一滴さしてみるが、前のモノと比べ特に清涼感にも見え方にも違いは感じられなかった。
店にとって返し、再び文句を言うと

「徐々に効き目がわかります。とりあえず一晩お過ごしになってみて下さい」

釈然としないまま、帰路につく。
そして気がついた……確かに今まで見えなかったモノまでよく見えるようになっている。
電柱の影、公園の木の枝、自販機の隙間、ひしゃげたガードレールの根元。

そして私のベッドの枕元……。


……………………………………………………………………………………
【解説】
中学生のリナは高校の受験勉強の真っ最中。
一日8時間は勉強するので、そのせいか目がとても疲れます。
そこで裏通りの薬局で買った効き目抜群の目薬「刺激的!効き目エクストラ・クール!!」をさすと、とてもよく見えるようになります。今まで見えなかったモノまで……。

そうです。「いままで見えなかったモノ」とは幽霊だったのです。
確かにとっても刺激的でクールですね!


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