この星空の下で、君に恋をした
 また沈黙が戻る。
 でも今度は、さっきよりも深い。

 言葉がなくても、落ち着く。
 
 何かを話さなきゃ、と思わなくていい。

 私は、気づいてしまった。

 ——この沈黙が、心地いい。

「……そろそろ、戻る」

 相沢くんがそう言った。

「はい」

 二人並んで、扉の方へ向かう。
 歩く速さが、自然と同じになる。

 
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