この星空の下で、君に恋をした
 授業が始まる。

 黒板の文字を追いながら、
 ノートを取る。

 先生の声は聞こえているのに、
 意味だけが、頭に入ってこない。

 ふと、窓の外を見る。

 昼の空には、星なんて見えない。
 当たり前なのに、
 それが少し、寂しかった。

 ——夜だったら。

 そう思って、
 すぐに首を振る。

 今は、昼だ。
 学校だ。
 屋上でもない。

 なのに、
 私はずっと、
 昨日の夜を引きずっている。

 休み時間。

 廊下に出ると、
 人の流れが一気に増えた。

 すれ違う顔を、
 ひとつひとつ、無意識に確認してしまう。
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