ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?
「これに、祈る……」



わたしは少し躊躇しながら、とても神聖な雰囲気を纏っている鏡の前で両膝をついた。

そのまま、両手を組んで祈りのポーズをとり目を瞑る。

期待せずに数秒間、祈ったままでいると、瞼の裏が、一瞬だけ白く光った。

驚いて目を開けると、視界の端にある髪の毛が、キラキラとした白銀色になっているように見える。

さらに、目の前の鏡を見てみると、『月』という一文字が浮かび上がっていた。



「これ……わたしの、神聖術……?」



わたしはヴァンパイアなのに……どうして?

ヴァンパイアとヴァンパイアハンターは、真反対のものだと教えられた……

だから、ヴァンパイアは神聖術を使えないんだと思ったけど……

違うの、かな?

わたしの心に、小さな疑問が芽生える。



「……あっ、戻らないと……!」



少しして、はっと立ち上がった。

他の人が待っているかもしれないし、戻らないと……

わたしは急いで、部屋の外に出ていく。

部屋の真ん中にある鏡は、きらりと不思議な光を放っていた。
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