悪女と罵られたので退場させていただきます!
14.炎上する噂3
数日後――
高位貴族が対処に動き出したようです。
こちらとしては、遅いとしか言いようがありませんが。
お詫びの品が送られてきましたが、それは、開けることなく送り返しました。
すると、俄かに騒がしくなりましたが「帝国貴族に物で釣ろうとは安く見られたものですわ」と言うと、それからは、ピタリと静かになりました。
帝国の目が気になるのでしょうね。
今更のような気もしますが、ここ最近、帝国との貿易に陰りが見え始めたので慌てているのでしょう。お詫びの品で、ご機嫌伺いをしようなんて浅はかにも程があります。
高位貴族達が頑張っているので、私の悪評は表向き消え去ることでしょう。
まあ、消えなくても構わないのですが。
それよりも例の件はどうなっているのかしら?
少し気になったので、帝国の大使にそれとなく聞いてみました。
「なんとも言い難いです」
「そうですか……わかりましたわ。引き続き調査を続けてください」
「畏まりました」
「それと……これは私の個人的なお願いなのですが、ある人物の身辺を調べていただけないかしら」
「この件と関係があると?」
「いえ、深い意味はありませんわ。ただ……少し気になるのです」
「承知致しました」
「よろしくお願いしますわ」
どこの王家も色々と問題を抱えて大変そうですわね。
そう言えば……王女殿下の懐妊疑惑の噂話はいつの間にか立ち消えになりましたわね。
やはり噂は噂ということなのでしょうか?
それとも王家が何らかの手を講じたとか?
どちらも十分に考えられることですし、これ以上考えても仕方ありませんわね。
「ヴァレリー公爵令嬢、本当に宜しいのですか?」
「勿論です。こちらの大学には飛び級制度があると伺っています。是非、私もその制度を利用したいと考えておりますの」
「それは構いませんが」
「早く卒業する必要性があると、私は判断致しました」
「そうですか。確かに、ヴァレリー公爵令嬢の学力なら問題はありませんが……」
「では、手続きを進めて頂けますか?」
「わかりました」
「よろしくお願い致します」
学園長に頼んで留学期間を短縮させてもらいました。
本当はもっと長く在籍するつもりでしたが、状況が変わったので仕方ありません。
それにしても、この国は一体何を考えているのでしょう。
いまだに、私がこの国に嫁ぐと勘違いしている人がいるなんて、嘆かわしい限りです。
黙っていれば良いものを「嫁の心得」だの「良妻賢母となる為の心構え」だのと……。
更には「王命が出れば婚姻は絶対です」と宣う愚か者まで出る始末。
あまりにも馬鹿馬鹿しくて、笑いが止まりませんでしたわ。
そもそも私はボルゴーヌ王国の貴族ではありません。たとえ、国王が王命を出したところで従う義務は皆無。出せるものなら出せばいい、とさえ思っていますわ。
一年も我慢したのです。
もう十分でしょう。
そろそろ、この国に引導を渡すべきでしょう。
私の卒業までに状況が変わるとは思えません。
悪化することはあっても改善されることはないでしょう。
ボルゴーヌ王国との縁を見直す良い機会かもしれませんね。
高位貴族が対処に動き出したようです。
こちらとしては、遅いとしか言いようがありませんが。
お詫びの品が送られてきましたが、それは、開けることなく送り返しました。
すると、俄かに騒がしくなりましたが「帝国貴族に物で釣ろうとは安く見られたものですわ」と言うと、それからは、ピタリと静かになりました。
帝国の目が気になるのでしょうね。
今更のような気もしますが、ここ最近、帝国との貿易に陰りが見え始めたので慌てているのでしょう。お詫びの品で、ご機嫌伺いをしようなんて浅はかにも程があります。
高位貴族達が頑張っているので、私の悪評は表向き消え去ることでしょう。
まあ、消えなくても構わないのですが。
それよりも例の件はどうなっているのかしら?
少し気になったので、帝国の大使にそれとなく聞いてみました。
「なんとも言い難いです」
「そうですか……わかりましたわ。引き続き調査を続けてください」
「畏まりました」
「それと……これは私の個人的なお願いなのですが、ある人物の身辺を調べていただけないかしら」
「この件と関係があると?」
「いえ、深い意味はありませんわ。ただ……少し気になるのです」
「承知致しました」
「よろしくお願いしますわ」
どこの王家も色々と問題を抱えて大変そうですわね。
そう言えば……王女殿下の懐妊疑惑の噂話はいつの間にか立ち消えになりましたわね。
やはり噂は噂ということなのでしょうか?
それとも王家が何らかの手を講じたとか?
どちらも十分に考えられることですし、これ以上考えても仕方ありませんわね。
「ヴァレリー公爵令嬢、本当に宜しいのですか?」
「勿論です。こちらの大学には飛び級制度があると伺っています。是非、私もその制度を利用したいと考えておりますの」
「それは構いませんが」
「早く卒業する必要性があると、私は判断致しました」
「そうですか。確かに、ヴァレリー公爵令嬢の学力なら問題はありませんが……」
「では、手続きを進めて頂けますか?」
「わかりました」
「よろしくお願い致します」
学園長に頼んで留学期間を短縮させてもらいました。
本当はもっと長く在籍するつもりでしたが、状況が変わったので仕方ありません。
それにしても、この国は一体何を考えているのでしょう。
いまだに、私がこの国に嫁ぐと勘違いしている人がいるなんて、嘆かわしい限りです。
黙っていれば良いものを「嫁の心得」だの「良妻賢母となる為の心構え」だのと……。
更には「王命が出れば婚姻は絶対です」と宣う愚か者まで出る始末。
あまりにも馬鹿馬鹿しくて、笑いが止まりませんでしたわ。
そもそも私はボルゴーヌ王国の貴族ではありません。たとえ、国王が王命を出したところで従う義務は皆無。出せるものなら出せばいい、とさえ思っていますわ。
一年も我慢したのです。
もう十分でしょう。
そろそろ、この国に引導を渡すべきでしょう。
私の卒業までに状況が変わるとは思えません。
悪化することはあっても改善されることはないでしょう。
ボルゴーヌ王国との縁を見直す良い機会かもしれませんね。