悪女と罵られたので退場させていただきます!
17.ジェニー王女side
その日はヴァレリー公爵令嬢の誕生日だと聞いたわ。
フリッドは薔薇の花束を携えて彼女の誕生日パーティーに参加するとメイド達が話していたのを偶然聞いたのよ。
「それ本当?」
「はい。間違いありません」
「そう……」
誕生日パーティーを開いたところで誰が参加するというのかしら?だって彼女は大学でも孤立している筈よ?
「誰がパーティーに参加するか知っている?」
「はい、帝国の大使達を始め、各国の大使や関係者の方が出席するそうです」
「うちに国の大使も参加するの?」
「はい、外交関係者の殆どが参加すると聞いております」
「…………ふ~~ん」
それって友達がいないから政治家を集めてパーティーを開催するってこと?それにフリッドも参加するの?
バカみたい。
だって彼女は留学に来ている身でしょう?
それなのにパーティーを開いて国の要人を招待して。
メイドが言ってた「殆ど参加する」って。
なにそれ。
帝国の公爵令嬢だから皆が気を使って参加するってこと?
うちの国の者も参加?冗談じゃないわ。まるでボルゴーヌ王国が彼女に媚びを売っているみたいじゃない!
そうだ!いい事を思いついたわ!
「今すぐフリッドを呼んでちょうだい」
「王女殿下!?」
「熱を出したと言って」
「な、なにを仰るのですか!?」
「いいから!」
「は、はい……」
メイドは渋々フリッドを呼びに行った。
あのメイド、新しく配属されたのね。
じゃないと、あんな態度取らないもの。
フリッドを呼びつける。
我ながら良い案だわ
フリッドはなんだかんだいって私に甘い。
幼馴染の気安さもあるし、それ以前に彼は私を「本当の妹」のように思っている節がある。
「寂しい」とでも言えば一日中だって一緒にいてくれるわ。
誕生日パーティーに婚約者が参加しなければ彼女は赤っ恥をかく。エスコート役もいないなんてあり得ないでしょうし。ショックも大きいんじゃない?
もしかしたら部屋から出てこれないくらいにショックを受けるかもしれない。
そう考えるだけで何だかワクワクしてきた。
涼しい顔をしていられるのも今うちよ。
私の予想が崩れるのは一時間後。
誕生日パーティーは滞りなく行われていると知った。
パーティーは帝国式。
エスコートは必要ない?
ここはボルゴーヌ王国よ!
ボルゴーヌ王国式のパーティーを行うのが礼儀ってものでしょう!
「フリッド!行きましょう!」
私は、フリッドを伴ってお祝いに駆け付けてあげたわ。
貴女の非常識さを訂正するためにね。
感謝なさい!
フリッドは薔薇の花束を携えて彼女の誕生日パーティーに参加するとメイド達が話していたのを偶然聞いたのよ。
「それ本当?」
「はい。間違いありません」
「そう……」
誕生日パーティーを開いたところで誰が参加するというのかしら?だって彼女は大学でも孤立している筈よ?
「誰がパーティーに参加するか知っている?」
「はい、帝国の大使達を始め、各国の大使や関係者の方が出席するそうです」
「うちに国の大使も参加するの?」
「はい、外交関係者の殆どが参加すると聞いております」
「…………ふ~~ん」
それって友達がいないから政治家を集めてパーティーを開催するってこと?それにフリッドも参加するの?
バカみたい。
だって彼女は留学に来ている身でしょう?
それなのにパーティーを開いて国の要人を招待して。
メイドが言ってた「殆ど参加する」って。
なにそれ。
帝国の公爵令嬢だから皆が気を使って参加するってこと?
うちの国の者も参加?冗談じゃないわ。まるでボルゴーヌ王国が彼女に媚びを売っているみたいじゃない!
そうだ!いい事を思いついたわ!
「今すぐフリッドを呼んでちょうだい」
「王女殿下!?」
「熱を出したと言って」
「な、なにを仰るのですか!?」
「いいから!」
「は、はい……」
メイドは渋々フリッドを呼びに行った。
あのメイド、新しく配属されたのね。
じゃないと、あんな態度取らないもの。
フリッドを呼びつける。
我ながら良い案だわ
フリッドはなんだかんだいって私に甘い。
幼馴染の気安さもあるし、それ以前に彼は私を「本当の妹」のように思っている節がある。
「寂しい」とでも言えば一日中だって一緒にいてくれるわ。
誕生日パーティーに婚約者が参加しなければ彼女は赤っ恥をかく。エスコート役もいないなんてあり得ないでしょうし。ショックも大きいんじゃない?
もしかしたら部屋から出てこれないくらいにショックを受けるかもしれない。
そう考えるだけで何だかワクワクしてきた。
涼しい顔をしていられるのも今うちよ。
私の予想が崩れるのは一時間後。
誕生日パーティーは滞りなく行われていると知った。
パーティーは帝国式。
エスコートは必要ない?
ここはボルゴーヌ王国よ!
ボルゴーヌ王国式のパーティーを行うのが礼儀ってものでしょう!
「フリッド!行きましょう!」
私は、フリッドを伴ってお祝いに駆け付けてあげたわ。
貴女の非常識さを訂正するためにね。
感謝なさい!