箱入り令嬢ですが恋がしたいのです〜選ばれなかった御曹司に溺愛されて結婚します〜
中学の時に出会った恋愛小説。図書室の先生が、内緒よとこっそり貸してくれたのは大人の恋愛小説で。夜ベッドの中でドキドキして何度も何度もページをめくって読みふけった。あまりにときめき夢中になったその本をなかなか返せなかった私に、先生は呆れつつも嬉しそうに微笑んでくれて卒業の餞別にと私にその本の新品を贈ってくれた。
今もその小説は私の宝物で、大事に机の奥にしまわれている。誰にも触れないように、誰にも知られないように、ひっそりと胸の中で生き続ける物語。それに憧れる気持ちを一緒に閉じ込めた。
高校、大学と年齢を重ねるほど恋をしたい願望が募る。ひっそりと想いを育ませ、いつしかその相手と視線を通わせ、手を繋いで見つめ合う時間。少しずつ距離を縮めるあのときめきを体感したい。
ドキドキと胸をはやらせ、抱きしめられる温もりを知りたい。好きな人に頬を包まれるのはどんな気持ちになるのだろう。その腕に抱きしめられたらどれほど胸が高鳴るのだろう。
思うほど胸がときめいて、想像するほどに憧ればかり募る。
恋がしたい、恋をしてみたい。
王子様をお城で待つ自分はもういない。私は王子様を探す旅に出たいのだ。
この人と、胸ときめいた相手と見つめ合って、その手を繋いでみたいだけなのに……私がその思いを両親に告げられるわけもなく、着たい服の色も言えない日々を過ごしている。
今もその小説は私の宝物で、大事に机の奥にしまわれている。誰にも触れないように、誰にも知られないように、ひっそりと胸の中で生き続ける物語。それに憧れる気持ちを一緒に閉じ込めた。
高校、大学と年齢を重ねるほど恋をしたい願望が募る。ひっそりと想いを育ませ、いつしかその相手と視線を通わせ、手を繋いで見つめ合う時間。少しずつ距離を縮めるあのときめきを体感したい。
ドキドキと胸をはやらせ、抱きしめられる温もりを知りたい。好きな人に頬を包まれるのはどんな気持ちになるのだろう。その腕に抱きしめられたらどれほど胸が高鳴るのだろう。
思うほど胸がときめいて、想像するほどに憧ればかり募る。
恋がしたい、恋をしてみたい。
王子様をお城で待つ自分はもういない。私は王子様を探す旅に出たいのだ。
この人と、胸ときめいた相手と見つめ合って、その手を繋いでみたいだけなのに……私がその思いを両親に告げられるわけもなく、着たい服の色も言えない日々を過ごしている。