Bella Notte
「申し訳ありません、こちらの都合なのですがすぐに東京へ戻らなくてはならなくて。差し支えなければ、ここでお話を始めてもよろしいでしょうか」
その言葉に足を止めて振り返ると、一枚の紙を差し出すのが見えて。
「ご存じの通り先週までお付き合いされていた、笹原さんは半年前から婚約されておりまして。貴方はその期間その事実を知らずに彼と継続して肉体関係を持たれていたと身辺調査の報告が上がってきておりまして」
無表情で、そう一気に言い切った後。
「笹原さんから岡山さんへの慰謝料を西園寺家がお支払いする事で、円満に解決をしたいとの事です」
慰謝料もなにも、もう関係ないのに。
身体の奥底から熱い何かがせり上がってきた。
「こちらは示談書となります。今後一切笹原さんと会わない、今までの関係をマスコミや世間へリークしない事を条件に、法外な慰謝料があなたの元に入ります」
あまりにも一方的すぎる話に、もう何も言う事がない。
慰謝料なんて、いらない。
もうあの件については放っておいて欲しい。
「お話は分かりました。ですが、慰謝料はいりませんし、その部分の示談書は書き換えてください。そして婚約者の西園寺さんに、知らなかったとはいえ大変申し訳ありませんでしたとお伝えください」
そう言って深々と頭を下げる。
その言葉に足を止めて振り返ると、一枚の紙を差し出すのが見えて。
「ご存じの通り先週までお付き合いされていた、笹原さんは半年前から婚約されておりまして。貴方はその期間その事実を知らずに彼と継続して肉体関係を持たれていたと身辺調査の報告が上がってきておりまして」
無表情で、そう一気に言い切った後。
「笹原さんから岡山さんへの慰謝料を西園寺家がお支払いする事で、円満に解決をしたいとの事です」
慰謝料もなにも、もう関係ないのに。
身体の奥底から熱い何かがせり上がってきた。
「こちらは示談書となります。今後一切笹原さんと会わない、今までの関係をマスコミや世間へリークしない事を条件に、法外な慰謝料があなたの元に入ります」
あまりにも一方的すぎる話に、もう何も言う事がない。
慰謝料なんて、いらない。
もうあの件については放っておいて欲しい。
「お話は分かりました。ですが、慰謝料はいりませんし、その部分の示談書は書き換えてください。そして婚約者の西園寺さんに、知らなかったとはいえ大変申し訳ありませんでしたとお伝えください」
そう言って深々と頭を下げる。