Bella Notte
***
今日は12月31日、大晦日の夜。
ハワイ便のコックピットブリーフィングには藤ちゃんが副操縦士としてそこにいた。
いつも通りの情報共有と、機長の挨拶。
「それでは、本日もよろしくお願いいたします」
夜の便だったから、飛行機から見える朝日がとても美しくて。忙しくて戦争のようなキャビンだったけど、無事に現地へ着陸できた。
疲れた体を引きずりながら、会社がとってくれたホテルへ移動する。
ホテルのフロントでカードキーを受け取って部屋に行こうとエレベーターに乗り込んだ。
駆け込みでエレベーター内に乗り込んでくる、藤ちゃん。
思わず身構えてしまうけど、周りにCAがいるので大丈夫だろうと営業スマイルをみせた。
「藤田副操縦士、お疲れ様です」
他のCA達は疲れているはずなのに色めき立って、口々にお疲れ様です。
と極上の笑顔を向ける。
他のCA達はそれぞれの階で降りていき、最後は藤ちゃんと2人きり。
とてつもなく気まずい中、沈黙が2人を包む。
「楓先輩、帰りのフライトが最後って聞きました」
静かな声が聞こえてきたので、振り返るとそこには今にも泣き出しそうな顔をした藤ちゃん。
「……うん、そうだよ」
思わず、会社の同僚の顔が出来なくなってしまう。
(距離を縮めてはいけないのに)
「そうですか……」
かなり落ち込んだ様子の藤ちゃんはそれきり何も言わなくなり。
降りる階になった。
「藤ちゃん、色々ありがとう。最後のフライトよろしくお願いします」
そう言って会釈をした。
部屋でシャワーを浴びた後、着替えて薄くメイクする。
今日は12月31日、大晦日の夜。
ハワイ便のコックピットブリーフィングには藤ちゃんが副操縦士としてそこにいた。
いつも通りの情報共有と、機長の挨拶。
「それでは、本日もよろしくお願いいたします」
夜の便だったから、飛行機から見える朝日がとても美しくて。忙しくて戦争のようなキャビンだったけど、無事に現地へ着陸できた。
疲れた体を引きずりながら、会社がとってくれたホテルへ移動する。
ホテルのフロントでカードキーを受け取って部屋に行こうとエレベーターに乗り込んだ。
駆け込みでエレベーター内に乗り込んでくる、藤ちゃん。
思わず身構えてしまうけど、周りにCAがいるので大丈夫だろうと営業スマイルをみせた。
「藤田副操縦士、お疲れ様です」
他のCA達は疲れているはずなのに色めき立って、口々にお疲れ様です。
と極上の笑顔を向ける。
他のCA達はそれぞれの階で降りていき、最後は藤ちゃんと2人きり。
とてつもなく気まずい中、沈黙が2人を包む。
「楓先輩、帰りのフライトが最後って聞きました」
静かな声が聞こえてきたので、振り返るとそこには今にも泣き出しそうな顔をした藤ちゃん。
「……うん、そうだよ」
思わず、会社の同僚の顔が出来なくなってしまう。
(距離を縮めてはいけないのに)
「そうですか……」
かなり落ち込んだ様子の藤ちゃんはそれきり何も言わなくなり。
降りる階になった。
「藤ちゃん、色々ありがとう。最後のフライトよろしくお願いします」
そう言って会釈をした。
部屋でシャワーを浴びた後、着替えて薄くメイクする。