Bella Notte
 窓の外からは笑い声と音楽、呼び込みの声と楽しそうな音がたくさん聞こえて来る。
 ここ、気持ちいいな。

 桜井が寝てしまうのも分かるかも。
 それにしても相変わらずヒマだ。

 桜井はあのまま戻ってこないのかな。
 目まぐるしく考えているはずなのに、気持ち良すぎてそのまま私は浅い夢の中へと落ちていく。


 どのくらい微睡んでいたのか分からない。
 誰かが私の頭を優しく撫でて、髪を梳いている。

 これは夢?それとも現実?
 分からないけど、とても幸せで気持ちいい。

 思わず笑ってしまう。

 ―――― 本部に戻ると、楓が窓辺で寝てる。

 まあ、これだけ暇なら気持ちも分かるし正直昨日まで大変だったし。

 寝かせてあげたいけれど。
 人が来るかもしれないし、起こしに掛かろうと楓の側まで近づく。

 久しぶりに見る楓の寝顔。

 昔、夏休みに二人で昼寝して、楓の寝顔を見るのが何だか嬉しくて中々寝付けなかったっけ。

 相変わらずとても可愛い寝顔。

「無防備すぎ」

 気がつくと頭を優しく撫でてしまった。
 肩まである髪が日の光に輝いていて思わず指に絡めて梳いてしまう。

 もう一度髪を指に絡めて髪にキスを落とす。
 ここまで無意識にしてしまってから、慌てて手を引っ込める。

 一体オレは何がしたいんだ。

 起きたかと思って慌てたけど、楓は幸せそうに笑って寝てる。
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