Bella Notte
 それにしても青くて綺麗な空。
 先程の飛行機雲はすでに空へと散ってしまったらしい。

「……2人に、お似合いの空だなぁ」

 中座中に流れてきたプロフィール映像で、井川君は隣町の消防レスキュー隊として活躍している事。
 増田さんとは1度友人に戻ってから、社会人になって再会、再び愛を育んできた事。

 2人の思い出が沢山詰まった感動の映像だった。

 本当に嬉しくて、おめでとう。の言葉しか思い浮かばない。

「それでは拍手でお迎えください」

 音楽と共にお色直しした2人が外階段を降りて入場してきた。

 途端に歓声が上がって、ガーデンに幸せな光景が溢れる。
 増田さんはイメージピッタリの可愛らしいピンクのドレス。

 その隣の井川君は———-制服着てる。

「それでは、皆様祈りを込めて、3カウントでリリースを……」

 皆が、2人へ注目している中、男性が数人こちらへ向かってくる。
 たしか、井川君の職場の方々だったような。

 会釈をしながら、私の方へ。

 体格が良く爽やかで長身の男性達にあっと言う間に囲まれる。

 結構な威圧感を感じながら、座ったままでは失礼だと気づき立ち上がりかける。

「どうぞそのままで」

 にこやかに座るように促される。

「井川のご友人の方ですか?」

 爽やかで涼しげな切長の目元が印象的な男性が隣に座りながら話しかけてくる。

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