ドウキは、とまらない?

 えぇっと、着替えって、なんだ? それに、……ここって、もしかして?


「……ハルの、お家《うち》?」

「……うん」


 あれ? なんで? ハルん家で、何を着替えるの?

 ワケが分からず、自分を見下ろしてみると……。

 んん?

 自分のコートが、スッゴイことになっていて。


「―――…っ、いぎゃーっ!!??」


 あたしのバーバリーがぁぁっ! 高かったのにぃ……。

 と、更に叫ぼうとしたあたしの口を、ハルが、ガポッと大きな手で塞いだ。


「……むぐっ!?」

「うるさい、さくら近所迷惑」


 思いっきりため息ついて、ハルは鍵を開けるなり玄関に押し込むように、あたしを持ち上げて置いた。



< 14 / 47 >

この作品をシェア

pagetop