ドウキは、とまらない?

「……あたし、は! ハルのこと、そんな風に思ってない」


 ピーッと、洗濯の終わりを告げる音が、向こうから聞こえてきた。


「……」


 ハルの手が、スルッとアタシの手を離し、洗濯機のある洗面所へ向かう。


「15分くらいしたら、服乾くから……」


 しばらくして、ハルが戻って来て、何事もなかったかのように、そう言うと、こたつに入った。


「ありが、とう……」


 でも、重い沈黙が、部屋の空気を満たしている。さっきつけたテレビのバラエティの音だけが、虚しく部屋に流れていた。

 どうすればいいんだろう?



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