ドウキは、とまらない?

 シンと、静まり返る室内、テレビの笑い声だけが、その中で虚しく響いていた。


「……えっ?」

「……っ!」


 確認するような、ハルのとぼけたリアクションに、限界だった涙が目からあふれ出した。

 でも、……ちゃんと言わなくちゃ。


「―――…は、初めて、……付き合った人、……と、全然ダメで、出来なくて、不感症かも知れない、って言われて……」


 ハルに、なんて思われるのかが、怖くて……。


「……」


 声が震えて、上手くしゃべれない。



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