ドウキは、とまらない?
「それにしても、売り上げ達成三人ともなんて、快挙じゃない?」
ふわふわした髪を揺らして、波那《はな》が、安定のエンジェルスマイルで言う。確かにあたしとハルが達成するのは久々だ。
「そうだね、いつも平井くんばっかだったしぃ~?」
あたしは当てつけに、平井くんにジョッキをガチンともう一度ぶつけた。
「あはは……、さくら勘弁して、これでもあんま寝てなくてヘロヘロなんだ……」
「あらら、一課はマジでタイヘンなんだね」
「たまに、さくらと晴《はる》が羨ましくなるよ」
はは……、と力なく笑う平井くんは、確かに疲れていて、イケメン度数が50%OFFだった。
「オレ、久々に達成とったかも……」
隣でハルが、のほほんした顔で嬉しそうにポツリと言う……。良かったねぇ、と頭をなでたくなる可愛さだ。
「俺の企画のおかげだろ?」