ドウキは、とまらない?
横から郡司が、ニヤッとエイヒレをかじって言った。この人、いつもあまりしゃべらないのに、存在感がスゴいんだよね。イマイチつかみどころのない男だ。
それにしても……。
「今回の企画、郡司が作ったの?」
知らんかった。集客バッチリだし、内容も面白くて売りやすかった。営業やってないのに、そんなの作れるなんて、本当にスゴいな。
「まぁ、平井の愚痴聞きながらなんとなく、だけどな……」
「マジで? メッチャ売りやすかった、ありがとう」
「うん、オレも~、ありがとグンジ」
「……っ? ……おう、じゃあ今度、二人ともガチでオゴれよ?」
郡司が照れながらそう言って、やっと来た紹興酒割りのジョッキをあおった。ワイルドでモテるヤツなのに、こう言うツンデレちっくな所が、意外と可愛い。
「え~っ、じゃあ俺もソレ参加する~!」
へ?