傷だらけのシンデレラ 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
なぜなら、たまたまケーキ屋さんで遭遇したのは、由美さんと愛理さんだったからだ。
すぐさま由美さんに腕を引っ張られ、歩道の端に追い詰められる。
「あなた、今までどこでなにしてたの!?私たちが何度も連絡したのに、すべて無視したでしょ!」
「そ、それは…」
「私たちがどれだけ心配したと思ってるの!」
心配なんて、されていないのはわかっている。
由美さんが気にしていたのは、わたしがいなくなったあとの家の家事はだれがするのかという心配だろう。
それにしても、久々に由美さんの金切り声を聞いたら一瞬にして頭が痛くなかった。
「愛理、パパに連絡して!澪さんを連れて帰るから!」
「…やっ。それは…」
「なに言ってるの!いい歳して、家出なんかして恥ずかしい!」
由美さんは、わたしの腕をつかんだまま離さない。
その力強さから、絶対にわたしを逃さないという強い意思が感じられる。
「ママ、パパもすぐにくるって!」
「わかったわ。澪さん、私たちといっしょに帰るのよ!わかった!?」
「い…嫌です!わたしには帰る家があって…」
なんとか名取くんに助けを求めようとしたけれど、スマホを家に置き忘れてしまっていたことに気づく。
すぐさま由美さんに腕を引っ張られ、歩道の端に追い詰められる。
「あなた、今までどこでなにしてたの!?私たちが何度も連絡したのに、すべて無視したでしょ!」
「そ、それは…」
「私たちがどれだけ心配したと思ってるの!」
心配なんて、されていないのはわかっている。
由美さんが気にしていたのは、わたしがいなくなったあとの家の家事はだれがするのかという心配だろう。
それにしても、久々に由美さんの金切り声を聞いたら一瞬にして頭が痛くなかった。
「愛理、パパに連絡して!澪さんを連れて帰るから!」
「…やっ。それは…」
「なに言ってるの!いい歳して、家出なんかして恥ずかしい!」
由美さんは、わたしの腕をつかんだまま離さない。
その力強さから、絶対にわたしを逃さないという強い意思が感じられる。
「ママ、パパもすぐにくるって!」
「わかったわ。澪さん、私たちといっしょに帰るのよ!わかった!?」
「い…嫌です!わたしには帰る家があって…」
なんとか名取くんに助けを求めようとしたけれど、スマホを家に置き忘れてしまっていたことに気づく。