傷だらけのシンデレラ 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
わたしとの関係が知られてしまったら、世間的に不利な立場に追い込まれるのは名取くん。
本当は、名取くん助けてと叫びたい。
でもこないで、きちゃだめ。
わたしは毎日、心の中で声にならない声を叫んでいた。
「次はトイレ掃除を…」
と立ち上がった瞬間、立ちくらみに襲われた。
浴槽に手をつき、呼吸を整える。
立ちくらみもそうだけど、なんだか最近体がだるくて熱っぽい。
寝不足というわけでもないのに、やたらと眠いし…。
…風邪かな。
風呂場からトイレへ移動する最中、玄関のほうから愛理さんの甲高い声が聞こえた。
「突然、どうされたのですか!もしかして、あたしに会いにこられたりして!」
どうやら、だれかお客様がこられたようだ。
「こんなところで立ち話もなんだから、上がってもらおうか。なあ、由美」
「そうですね。お茶をご用意しますので、どうぞお上がりください」
応接室に案内しようとするお父さんと愛理さんの姿が廊下の角からチラリと見えた。
お客様に見つかっては、またあとからなにを言われるかわからない。
わたしは足早にトイレへ向かおうとした、そのとき。
本当は、名取くん助けてと叫びたい。
でもこないで、きちゃだめ。
わたしは毎日、心の中で声にならない声を叫んでいた。
「次はトイレ掃除を…」
と立ち上がった瞬間、立ちくらみに襲われた。
浴槽に手をつき、呼吸を整える。
立ちくらみもそうだけど、なんだか最近体がだるくて熱っぽい。
寝不足というわけでもないのに、やたらと眠いし…。
…風邪かな。
風呂場からトイレへ移動する最中、玄関のほうから愛理さんの甲高い声が聞こえた。
「突然、どうされたのですか!もしかして、あたしに会いにこられたりして!」
どうやら、だれかお客様がこられたようだ。
「こんなところで立ち話もなんだから、上がってもらおうか。なあ、由美」
「そうですね。お茶をご用意しますので、どうぞお上がりください」
応接室に案内しようとするお父さんと愛理さんの姿が廊下の角からチラリと見えた。
お客様に見つかっては、またあとからなにを言われるかわからない。
わたしは足早にトイレへ向かおうとした、そのとき。