13年後に再会した幼馴染と愛され生活始めます。
「ふふ……」思わず声が漏れた。
「急に、どうした?」
「昔の奏ちゃんを思い出してた。可愛かったなって」
「美澪が他の子の世話を焼くのがこの世で一番嫌だった」
「だから良く拗ねてたんだ」
「そうすれば美澪は俺を優先してくれるって知ってたからな。可愛いだろう」
「自分で言う?」
保冷剤で蒼士の表情までは見られなかったが、きっと平然と言って退けただろう。
いつだって美澪を独り占めしようとするのを、美澪自身も優越感を感じていたし、周りの女子からも羨ましがられていた。
「お姉ちゃんみたいなもんだから」なんて得意になって話していたのは、黒歴史だけれど……。
コーヒーを淹れながら、「ご飯にしようか」と話を切り上げた。
「本当は早起きして私がご飯を作りたかったな」
「無理しなくていい。午後からは会社にも行くんだし。夜はデリバリーしてゆっくり過ごそう」
ボリュームたっぷりのクラブサンドウィッチにカットフルーツ、コーヒーをトレーに乗せ、テーブルまで運んでくれた。
大きな口で綺麗にサンドウィッチを食べる蒼士に見惚れてしまう。
本当に、子供の頃の面影をまるで感じない。
「食欲ない?」
「へ? あ、ある! いただきます!」
みずみずしいトマトとシャキシャキのレタス、ベーコンの香ばしさに半熟目玉焼きがトロリと流れると、絶妙な甘味のあるソースになる。
「美味しい」
入院してから体が健康になっていくのを実感している。
もっと美味しいご飯が沢山食べたいと思えるようになっていた。
「今度は私が助けられる番だね」
「子供の頃ほどしっかりしてなさそうだから、楽しみだ」
蒼士の腕が伸びてきたと思いきや、口許に付いていた卵を指で拭って舐めた。
ずっと視線が合っていたため、逸らすタイミングもなく、高揚して頬が染まる過程の全てを見られてしまった。
こんな甘い日々に慣れる時が来るのだろうか……。美澪は跳ね上がった心拍数を抑えるのに苦労した。
「急に、どうした?」
「昔の奏ちゃんを思い出してた。可愛かったなって」
「美澪が他の子の世話を焼くのがこの世で一番嫌だった」
「だから良く拗ねてたんだ」
「そうすれば美澪は俺を優先してくれるって知ってたからな。可愛いだろう」
「自分で言う?」
保冷剤で蒼士の表情までは見られなかったが、きっと平然と言って退けただろう。
いつだって美澪を独り占めしようとするのを、美澪自身も優越感を感じていたし、周りの女子からも羨ましがられていた。
「お姉ちゃんみたいなもんだから」なんて得意になって話していたのは、黒歴史だけれど……。
コーヒーを淹れながら、「ご飯にしようか」と話を切り上げた。
「本当は早起きして私がご飯を作りたかったな」
「無理しなくていい。午後からは会社にも行くんだし。夜はデリバリーしてゆっくり過ごそう」
ボリュームたっぷりのクラブサンドウィッチにカットフルーツ、コーヒーをトレーに乗せ、テーブルまで運んでくれた。
大きな口で綺麗にサンドウィッチを食べる蒼士に見惚れてしまう。
本当に、子供の頃の面影をまるで感じない。
「食欲ない?」
「へ? あ、ある! いただきます!」
みずみずしいトマトとシャキシャキのレタス、ベーコンの香ばしさに半熟目玉焼きがトロリと流れると、絶妙な甘味のあるソースになる。
「美味しい」
入院してから体が健康になっていくのを実感している。
もっと美味しいご飯が沢山食べたいと思えるようになっていた。
「今度は私が助けられる番だね」
「子供の頃ほどしっかりしてなさそうだから、楽しみだ」
蒼士の腕が伸びてきたと思いきや、口許に付いていた卵を指で拭って舐めた。
ずっと視線が合っていたため、逸らすタイミングもなく、高揚して頬が染まる過程の全てを見られてしまった。
こんな甘い日々に慣れる時が来るのだろうか……。美澪は跳ね上がった心拍数を抑えるのに苦労した。