Before Dawn.
◇◇◇



「……それで?肝心のアンタらは何してたんだよ」

「俺も、雨音も出掛けてたんだよ」

「はあ???“出掛けてた”だあ??」

「それで済むと思ってんのかよ!!??」



朝方、緊急で声を掛けた集会。
全面的に私が悪いのなんて目に見えている。



「ごめん」

「謝って済む事かよ」

「男にうつつ抜かして帰ったらお仲間皆死んでました、じゃ通じねぇんだよてめぇ」



白夜には主に4つの傘下グループが存在している。
いつからか、かっこよく“四天王”と呼ばれているらしいが、まさにそれで。



「雨音さんの所の幹部達は何を?皆さんやられたんですか?」

「由良と椿以外の2人がいたがやられた」

「つか、依織は何してたんだよ」

「俺は兄貴ん所に顔出しに」

「油断大敵とはまさにこの事ですね」



個性豊かなそれぞれの総長達。

どう責任を取るつもりですか?、と冷たい一言が私を突き刺した。



「“警戒していて”なんて偉そうに言ってたお前が真っ先にやられてんじゃねぇか」

「いくらなんでもその口の利き方はないのでは?」

「あ?てめぇ俺に口出すつもりかよ」

「今日は集会です。…無礼講じゃねぇんだよ」



「私が片付ける」



冷ややかな視線を浴びた。

壁に沿って置かれた黒いソファに座っている私を中心に4人の総長は円状に置かれた1人がけのソファ。
総長達の後ろには副総長が後ろに腕を組んで立っている。



「何だよ、片付けるって」

「責任を持って私が殺るって言ってんの」

「お前らだけで?ふざけてんのか」

「割と真面目だけど」



私の目の前にはガラス張りのローテーブルがあり、そこにはご丁寧にリクエストしたアイスコーヒーが置かれていた。

温度差で結露ができ水浸しになっているけれど。


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