(仮)俺が守るから!~御曹司✖️訳あり令嬢~
次の朝、起きると目の前には目に涙を浮かべたおじい様がいた。


祖父「彩愛!彩愛!大丈夫か!やっと起きてくれた!良かったのぅ。」


おじい様とは思えない程の力で強く抱きしめてくれた。起きるのをずっと待ってくれていたんだと安心した。


彩愛「(おじい様!大丈夫だよ!)」


そう伝えたくても、声は出ない。
寝れば、全部夢だったと。
悪い夢で全て嘘だったと言ってくれると思っていた。
今起こっている全ての事がドッキリで本当は皆隠れていて部屋隅から出てきてくれるとそんなありえない夢のような事さえ頭によぎった。
でも、すぐに現実に戻される。


祖父「すまんな。彩愛…すまないな…守ってやれなくて。こんな事になってしまって…」


そのおじい様の言葉で、昨日、先生から聞いたことを全て思い出した。
そしてそれが現実なんだと。
いくら変えようとしても変わらない事実なんだと。

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