海姫物語
「ごめん。でも昼間の海って初めてだろ?」
そう言われて姫奈はハッとした。
いつも海に出るときは真夜中だった。
誰にも気が付かれないよう、こっそりと泳いで施設に戻るのが常だった。
だけど今は違う。
本土へ助けを求めるために泳いでいるのだ。
昼間の海はとてつもなく青く、眩しかった。
そして海水温も高くて心地いい。
「正直、姫奈が本土へ行ったってわかったとき、悔しかったんだ」
顔を出して泳ぎながらエリクが言う。
「本当は俺が先に本土へ行くはずだった。そこに自由があると思ってたから」
「……勝手に抜け出してごめんね」
エリクにも大きな迷惑をかけてしまったことを思い出して、申し訳ない気持ちになる。
そう言われて姫奈はハッとした。
いつも海に出るときは真夜中だった。
誰にも気が付かれないよう、こっそりと泳いで施設に戻るのが常だった。
だけど今は違う。
本土へ助けを求めるために泳いでいるのだ。
昼間の海はとてつもなく青く、眩しかった。
そして海水温も高くて心地いい。
「正直、姫奈が本土へ行ったってわかったとき、悔しかったんだ」
顔を出して泳ぎながらエリクが言う。
「本当は俺が先に本土へ行くはずだった。そこに自由があると思ってたから」
「……勝手に抜け出してごめんね」
エリクにも大きな迷惑をかけてしまったことを思い出して、申し訳ない気持ちになる。