海姫物語
姫奈の言葉に奥さんの目に涙がにじむ。
「やだねぇ。ここからならいつでも施設が見れるから泣くつもりじゃなかったのに」
奥さんがそう言って泣き笑いをしたとき、奥から旦那さんが出てきた。
つっかけをはいて表に出てきた旦那さんの手には海と同じ色の風呂敷包みが持たれていく。
「これ、今日のおかずだ」
エリクが両手を伸ばしてそれを受けとると、包はまた暖かかった。
そのぬくもりにエリクまで泣きそうになり、慌てて空を見上げた。
「いつでも戻っておいで。ふたりの部屋は残しておくからね」
「ありがとうございます。今度は私の両親とか、研究施設の人たちを連れてきますね」
「やだねぇ。ここからならいつでも施設が見れるから泣くつもりじゃなかったのに」
奥さんがそう言って泣き笑いをしたとき、奥から旦那さんが出てきた。
つっかけをはいて表に出てきた旦那さんの手には海と同じ色の風呂敷包みが持たれていく。
「これ、今日のおかずだ」
エリクが両手を伸ばしてそれを受けとると、包はまた暖かかった。
そのぬくもりにエリクまで泣きそうになり、慌てて空を見上げた。
「いつでも戻っておいで。ふたりの部屋は残しておくからね」
「ありがとうございます。今度は私の両親とか、研究施設の人たちを連れてきますね」