海姫物語
それらを考えるとパッチリを目が冴えてしまった。
「約束したんだもん。行かなきゃいけないよね」
自分自身にそう言い聞かせてベッドを抜け出し、Tシャツと短パン姿に着替えた。
そっと部屋のドアを開けて廊下に顔を出してみても、そこにはもう誰の姿もない。
昼間の喧騒は消え去って、今は研究施設のどこか遠くから密やかな話声が聞こえてくるばかりだ。
姫奈は足音を殺して廊下を進み、階段を駆け下りた。
そして感染者スペースへと入り込む。
それは昨日よりもずっとスムーズに行った。
少し慣れてきたのかもしれない。
トイレに入った姫奈は掃除道具入れを開き、抜け穴を塞いでいる木板を横へとずらし外へ飛び出したのだった。
「約束したんだもん。行かなきゃいけないよね」
自分自身にそう言い聞かせてベッドを抜け出し、Tシャツと短パン姿に着替えた。
そっと部屋のドアを開けて廊下に顔を出してみても、そこにはもう誰の姿もない。
昼間の喧騒は消え去って、今は研究施設のどこか遠くから密やかな話声が聞こえてくるばかりだ。
姫奈は足音を殺して廊下を進み、階段を駆け下りた。
そして感染者スペースへと入り込む。
それは昨日よりもずっとスムーズに行った。
少し慣れてきたのかもしれない。
トイレに入った姫奈は掃除道具入れを開き、抜け穴を塞いでいる木板を横へとずらし外へ飛び出したのだった。