氷の法医学者と、秘密の共犯になりました
そこからは、紙と端末と電話の間を行き来する時間になった。

病院。
薬局。
訪問介護事業所。
家族への再確認。
過去の搬送記録。

三件は、やはりバラバラだった。

一件目の男性は、血圧管理のために月一回通院していた。
二件目の女性は、独居で訪問介護を受けていた。
三件目の女性は、忙しさを理由に通院を中断しがちだった。

共通しない。
そう思いかけたとき、二件目の資料に引っかかりがあった。

訪問看護記録。
事業所名。

白峰メディカルケア。

「……白峰?」

私は小さく呟いた。
聞き覚えはない。
けれど、胸の奥が反応した。

すぐに一件目の医療連携記録を開く。
退院後の健康相談。
委託先。

白峰メディカルケア。

指先が止まった。

三件目。
妹の証言記録を見直す。
亡くなる一週間前、体調不良を訴え、往診を受けた。
クリニック名。

白峰メディカルケア。

繋がった。

細い線が、急に三つの点を結んだ。
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