氷の法医学者と、秘密の共犯になりました
「今井刑事」

「はい」

「聞いているか」

「聞いています」

「嘘だな」

「……考えていました」

「現場で考え事をするな。考えるなら、見る前か見た後にしろ」

「先生はずっと考えてるじゃないですか」

「俺は慣れている」

「嫌な言い方です」

「事実だ」

やっぱり腹が立つ。

けれど、その苛立ちが少しだけ救いだった。
罪悪感だけで向き合うより、ずっと息がしやすい。
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