麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜
「.....ねぇ、カレン。知ってた?僕たちは......番なんだ」
「......番?....私たちが?」
愛らしい大きな目をまるまると見開くカレンに、ロイドは小さく吹き出した。
「ふふ、やっぱり.....気づいてなかったんだね。カレンらしいや。君はおっちょこちょいで、抜けてることろもあるものね。そんなところも可愛いけれど」
「ご、ごめんなさい。.....番が見つかるなんて、本当に奇跡だと思ってたし。.....あなたは誰よりもいい匂いがするし、何でもわかってくれるし、とっても相性がいいんだとは思ってたけれど.....まさか番だった、なんて」
カレンは、久しぶりの甘い言葉に狼狽え、頬にさっと朱を差した。
モゴモゴと独り言のように分析する。
「......いいんだ。僕は、他のドワーフたちよりどうやら鼻が利くらしくてね。それで、幼い頃からわかっていただけなんだ。それに、僕にとっては番かどうかなんて些細なことだよ。君が君なら......どんな君でも愛おしいんだから。番だから愛したんじゃない。匂いを認識する前から、君から目が離せなかった。明るく素直で、くるくる変わる表情や笑顔、愛らしい仕草、人や自然を大切にするところ、全てが僕を惹きつけた」
熱のこもった視線に、カレンはカァーッと更に顔を真っ赤に染め上げる。
「......でも、今は君と番で......心の底から感謝している」
「......?」
「カレン、番はね、生まれ変わっても番なんだ。魂の相手は、何度輪廻転生を繰り返そうと変わらない。でも、生まれる場所や時代は選べない。番はずっと唯一無二なのに、違う場所や時代に生まれたら出会えない。だから、番と出会えるのは奇跡と言われるんだ。同じ場所、同じ時代など、全てが重なった結果だからね」
「......えぇ、わかるわ」
「.......僕は、来世でも君と会いたい」
「......わ、たしも」
ロイドの言葉に涙がまた溢れる。
カレンだって、彼と何度でも出会いたい。
ロイドがカレンの隣に腰を下ろし、片手で優しく濡れた目元を拭う。
「......番?....私たちが?」
愛らしい大きな目をまるまると見開くカレンに、ロイドは小さく吹き出した。
「ふふ、やっぱり.....気づいてなかったんだね。カレンらしいや。君はおっちょこちょいで、抜けてることろもあるものね。そんなところも可愛いけれど」
「ご、ごめんなさい。.....番が見つかるなんて、本当に奇跡だと思ってたし。.....あなたは誰よりもいい匂いがするし、何でもわかってくれるし、とっても相性がいいんだとは思ってたけれど.....まさか番だった、なんて」
カレンは、久しぶりの甘い言葉に狼狽え、頬にさっと朱を差した。
モゴモゴと独り言のように分析する。
「......いいんだ。僕は、他のドワーフたちよりどうやら鼻が利くらしくてね。それで、幼い頃からわかっていただけなんだ。それに、僕にとっては番かどうかなんて些細なことだよ。君が君なら......どんな君でも愛おしいんだから。番だから愛したんじゃない。匂いを認識する前から、君から目が離せなかった。明るく素直で、くるくる変わる表情や笑顔、愛らしい仕草、人や自然を大切にするところ、全てが僕を惹きつけた」
熱のこもった視線に、カレンはカァーッと更に顔を真っ赤に染め上げる。
「......でも、今は君と番で......心の底から感謝している」
「......?」
「カレン、番はね、生まれ変わっても番なんだ。魂の相手は、何度輪廻転生を繰り返そうと変わらない。でも、生まれる場所や時代は選べない。番はずっと唯一無二なのに、違う場所や時代に生まれたら出会えない。だから、番と出会えるのは奇跡と言われるんだ。同じ場所、同じ時代など、全てが重なった結果だからね」
「......えぇ、わかるわ」
「.......僕は、来世でも君と会いたい」
「......わ、たしも」
ロイドの言葉に涙がまた溢れる。
カレンだって、彼と何度でも出会いたい。
ロイドがカレンの隣に腰を下ろし、片手で優しく濡れた目元を拭う。