麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜

「....悪かったと、思っている。本当にすまない....。だが....もう俺はお前を手放せない。ここから、帰してやれない。.....頼むから、俺のそばに居てほしい」



 縋るように、そっと手を握られる。
 だが、モモネリアはその手をやんわり拒否した。



「......無理です。私を帰してください」



 その言葉を聞いて、リードネストはひどく傷ついた顔を見せる。

 だが、彼は首を振る。



「それこそ、無理だ。無理やり連れてきて、本当に申し訳ないが...愛するモモネリアの願いでもそれは聞けない。気に入らないところは、お前好みになれるよう努力する。いや、必ず変わる。....この命をかけて、生涯お前だけを愛し、何よりも大切にすると誓う。お前を傷つけるすべてのものから守る。だから....俺を好きになってくれないか?」
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