仄暗いほど重たい愛 ~偽装妻ですが、冷血御曹司は手放す気がないようです~
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さらに、またたたく間に日々は過ぎて。
いよいよパーティー当日を迎えた。

あれから統悟さんは再び多忙な生活に戻ってしまい、結局まともに顔を合わせられないまま一日を終えることが多かった。

ふたりでドレスを買いに出かけた日、少し距離が縮まったような気がして嬉しかったぶん、今日までのすれ違い生活はかなりさみしく感じた。


「ひゃ……」

鏡に映った自分を見て、思わず変な声が漏れる。

昼過ぎから統悟さんが事前に手配してくれていたプロの美容スタッフの女性が自宅にやってきて、ヘアメイクを施してくれたのだ。

派手な色を使っているわけじゃないし、ラメなども控えめなのに、自分が別人のように輝いて見える。
ふわりと巻かれた髪は艶やかにまとめられ、耳元には小粒のダイヤモンドが揺れており、うっとりしてしまった。

統悟さんにも見てもらわないと。そう思ったタイミングで、ちょうど扉が開いた。

「そろそろ準備は――」

声が途切れる。
振り返ると、統悟さんが言葉を失ったようにこちらを見つめている。

「……えっと、変じゃないでしょうか」

不安になって尋ねると、彼はゆっくり息を吐いた。

「まさか。綺麗すぎて見惚れてしまっただけだよ」

「よ、よかったです。ありがとうございます……」

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