仄暗いほど重たい愛 ~偽装妻ですが、冷血御曹司は手放す気がないようです~
……統悟さんは、本当に意地悪……だ。
熱を帯びた一点から、痺れるような甘い感覚が広がっていく。
深く、長くほどこされる愛撫に、もはや気が狂いそうだった。
……こんなのだめ。
愛されていると、錯覚してしまうから。
「統悟さん……も、っ、やめ………、そんなこと……しないでくださいっ……」
「どうしてですか?」
「だって、……ただの偽装関係、なのに……やさしくしないで……」
朦朧とした意識の中、素直な気持ちが涙と一緒にぽろりと溢れて。
次の瞬間、もう何度目かわからない口づけが落ちてきた。
「……んっ……」
「……偽装? 夫の前でこんなに蕩けた顔をしているのに?」
くらりと目眩がする。
私はもう、完全に逃げ場を失ってしまった。
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どれほどの時間が過ぎたのだろう。
「あ……っ、……あぁ…っ」
私はただ、幾度となく押し寄せる快感にぐったりと身を委ねていた。
何度も何度も、奥を貫かれて。
そのたびに、心が彼のものにされていくのが分かった。
何度鍵をかけても意味がない。
どうしたって、心だけは偽装することができないんだから。