仄暗いほど重たい愛 ~偽装妻ですが、冷血御曹司は手放す気がないようです~
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そうして、ようやく迎えた6日目。

私はいつも通りクラルテのコンシェルジュとしてカウンターに立っていた。

今夜、統悟さんに会える……。

そんな浮ついた気持ちですごしていた────午後のことだった。

『成田さん、本社の人事担当より、“至急本社に来るように”との連絡が入りました』

事務所からの流れてきた内線から聞こえてきたのは、そんな声。
理由を聞いても教えてもらえず、とりあえずクラルテでタクシーを拾った。

なにか嫌な予感がするのは気のせい。
そう思いたかったけれど、────そんな予感ほど、当たってしまうものだ。


本社に到着し、指定された部屋へ入る。
そこにいたのは、なんと沖野さんだった。


「沖野さん、お久しぶりです」

にこりと笑って声をかけるものの、まるで知らない人を見るように冷たい目を私に向けた。

え……? どういうこと……?


「あの、……お話とはいったいなんでしょうか」

おそるおそる口にすれば、彼女は静かに一枚の書類を突きつけてきた。

「夜見理優さん。あなたに対する入居者からのクレームが、今朝までに十数件も届いています」

「え……? クレーム……ですか?」

なにかミスを犯してしまったのだろうか。

心当たりはないけれど、改善できることならきっちり改善しなくちゃ……。
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